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3年生 前腕義手の採型~陽性モデルの製作

2021/10/05

3年生は義手ユーザ―さん(学校ではモデルさんと呼んでいます)の腕を型採り(採型)して義手を製作します。
まず、モデルさんの腕の断端(切断したところ)に石膏包帯を巻いていきます。石膏包帯が完全に固まる前に、義手がぴったり合うように手技を加えます。この包帯の巻き方や手技の良し悪しが、義手のフィッティングや使い勝手に大きく影響します。初めてトライする学生にとって一番緊張する工程です。
型取りの後、型の中に石膏泥(石膏の粉を水で溶いたもの)を流し込み陽性モデルを作ります。この陽性モデルは、断端を包み込むソケットを作る型となります。この後、義手が出来上がるまでまだたくさんの工程がありますが、ぴったり合う義手が作れるといいですね。